北海道 コロナ第2波警戒


「行動自粛 緩めずに」

 道内の新型コロナウイルスの新たな感染者は、道の緊急事態宣言や道民の協力などの効果で、一時より少なくなった。だが、道内の発症者を調査分析する札医大医学部の當瀬規嗣(とうせのりつぐ)教授(61)=細胞生理学=によると、3月中旬すぎから欧米などからの帰国者の発症者が散見され「1月末~2月上旬の中国からの第1波に続き、第2波が来ている恐れが強い」と指摘する。このため「感染拡大防止のための行動自粛を緩めずに、今しばらく続けてほしい」と注意を呼びかけている。

発症日ごとに集計  當瀬教授は、道などが公表する新たな感染確認者の情報から、感染症の症状が表れた「発症日」ごとの感染者の数を、感染拡大の発端となる可能性がある「感染経路不明者(発端者)」と、発端者から感染したと思われる「濃厚接触者」の2種類に分けて独自に集計し、感染の広がりを分析した=グラフ=。  公表された情報で発症日が分からない感染者、無症状の感染者は集計に含めていない。當瀬教授によると、感染から発症までの潜伏期間は5~6日。発症からPCR検査で感染が確認されるまでは平均で7・3日(道内感染者の場合)かかっている。発症日に注目したのは、感染確認者として公表された人が、実際に感染したのは、公表のおよそ2週間前になるからだ。


海外などから流入  集計によると、2月上旬から道内で発端者の発症が少しずつ増え始め、それに遅れて濃厚接触者の発症も徐々に増加した。発端者は同月18日の8人、濃厚接触者は同月29日の5人をピークにそれぞれ減少に転じ、緊急事態宣言期間後半の3月13日にはともにゼロとなった。  ところが、宣言期間最終日の3月19日に3人、さらに21日には4人の発端者が発症し、再び発症者が増える兆しが見え始めた。分析では、3月14~21日の8日間に発症した発端者計16人のうち約4割の6人が、3月上旬以降に感染が拡大した欧米などからの帰国者だった。  「これだけの数の帰国者の発症者がいるということは、第1波に続いて、北海道に再びウイルスが持ち込まれた可能性が高い。緊急事態宣言が解除されたからといって防止策を緩めてしまうと、この先感染が一気に広がってしまう可能性がある」と懸念する。 (北海道新聞)

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