対策なければ40万人以上死亡と厚労省

新型コロナウィルスの感染防止策を何も行わなかった場合、流行が終わるまでに国内で約85万人が重篤な状態となり、半数の40万人以上が死亡するとの推計を厚生労働省のクラスター対策班が15日、明らかにした。
政府は外出自粛要請など人と人との接触を減らす対策を既に取っており、実際にこれだけの死者が出るとは考えにくいが、警鐘を鳴らす狙いがある。
対策班メンバーの北海道大・西浦博教授(感染症疫学)は「実際は40万人が亡くなるとは想定していない。この感染症は人との接触を大幅に削減すれば流行を止めることができる」と訴えた。
人との接触8割減の効果を反映した推計も公表する方針だ。
(共同)