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看護師の子 保育園が拒否 医療関係者への差別や偏見 各地で


新型コロナウイルスの患者の治療などに当たっている医療関係者が差別的な対応を受けるケースが相次いでいます。看護師などの子どもが保育園から受け入れを拒否されるケースもあり、専門家は「社会全体が正しい知識に基づいて行動すべきだ」と指摘しています。

愛知県豊明市の藤田医科大学病院では新型コロナウイルスに感染した患者の治療に当たっていて、今月9日、別の病院から着任したばかりの医師1人の感染確認を公表しました。 病院によりますと、ほかの職員に症状はなく感染も確認されていませんが、その後、県内にある認可保育園から、看護師や医師の子どもの受け入れを拒否されたということです。 30代の女性看護師は出勤前に子どもを預けに行ったところ、保育園側から「病院に出入りした人の子どもは受け入れができない」と伝えられたと言います。 感染した医師との接触がないことなどを説明しましたが対応は変わらず、結局、子どもを預ける場所がなく、当日は仕事を休まざるをえなくなったということです。 女性看護師は「『病院で働きたい』『人を助けたい』という気持ちでやっているのに、子どもを預けられないことで仕事ができなくなり、悔しさを感じました」と話しています。


病院によりますと、ほかにも複数の医師や看護師などの子どもが同じ保育園から受け入れを断られたということです。


病院の眞野惠好看護部長は「チームでやっているのでスタッフが1人でも抜けたら医療の質が維持できなくなってしまう。病院としても子どもがいる職員のサポートを強化していきたい」と話しています。


今回の対応について保育園は「ほかの子どもへの感染のおそれを考えて、やむをえない措置だった」とし、その後、受け入れを再開したということです。


一方、この保育園がある自治体の担当者は「発症者や濃厚接触者を除いて希望する人の子どもは受け入れるよう指導しており、今回の対応は不適切だと考えている」と話しています。


医療関係者への差別的な対応はほかにも相次いでいて、別の医療機関では、親族が介護施設の利用を見合わせるように求められたり、医師などがタクシーから乗車を拒否されたりするケースがあったということです。


危機管理や人間の行動心理などに詳しい、千葉大学の神里達博教授は「感染への不安な気持ちも理解できるが正しい知識に基づいて相手の立場に立って行動すべきだ。緊急事態において差別や偏見は社会全体にとって大きなマイナスになる」と話しています。 (NHK) <DD現場雑感> 多くは感染していない。メディアがよく使う「感染拡大」見出しは多くの視聴者を掴む過大視本能を使ったトリックである事を認知する事。

勘違いが生み出す偏見や差別のリスクは過小評価しない事。 小さなことが大きく変わる可能性もある。 医療関係=感染リスクが高い パターン化本能。 思い込みより事実を良く調べ、メディアに惑わされず、自分の住んでいる地域がどの程度のリスクなのか現実を見る事。

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