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デマが多いので日本感染症学会の新型コロナの解説とポイントを掲載します。

最終更新: 2020年3月5日


感染症の臨床的特徴が明らかになってきました。

本ウイルスに感染を受けた人の多くは無症状のまま経過するものと思われます。

感染を受けた人の中で潜伏期間(1〜12.5 日)ののち一定の割合で発熱・呼吸器症状(咽頭痛、 咳)などの感染症状が認められるようになります。

発熱や呼吸器症状が 1 週間前後持続す ることが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いことが特徴とされています。

いわゆ る風邪、あるいはインフルエンザであれば、通常は 3〜4 日までが症状のピークで、その後 改善傾向がみられますが、新型コロナウイルス感染症では症状が長引くことが特徴です。

4 日を過ぎても発熱が続く、特に1週間目においても発熱が続く場合、息が苦しい、呼吸器症 状が悪化する、などを認めた場合には肺炎の合併が疑われます。

すぐに帰国者・接触者相談 センターにご相談ください。


1 週間以内に症状が軽快しそうであれば、自宅での安静で様子をみます。

新しく出現した感染症の場合には、しばしば重症例だけが取り出されて解析されるこ とになります。

しかし実際には、感染をうけても無症状~軽症の人が何倍も多く存在すると 考えられています。

新型コロナウイルス感染症においても同様のことが考えられます。

おそらく風邪様症状から軽い上気道炎ぐらいの軽症例が多数存在するものと思われます。

このような症例は1週間で症状が軽快します。

特に治療の必要はなく、自宅で安静にしておくこ とで十分です。

ただし、家族など身近の方への感染に気を付け、家族と接するときのマスク 着用と、こまめな手洗いや手指消毒を心がけましょう。


1週間以上熱が続く、呼吸苦・呼吸器症状の悪化がみられる場合には医療機関へ

一方で、4 日〜1週間ほど経過しても熱が続いている、呼吸が苦しくなってきた、咳・ 咽頭痛が悪化している、などが見られた場合には帰国者・接触者相談センターに相談する必 要があります。

1週間未満であっても高熱がみられるようになった、呼吸困難がみられると いった場合には肺炎の合併を疑います。

速やかに帰国者・接触者相談センターに相談して帰 国者接触者外来のある医療機関を受診してください。

また、その際マスクを着用するなど周 りへの感染に気を付けてください。


高齢者・基礎疾患を有する人は外出を控える、人込みの中に入らない

新型コロナウイルス感染症は高齢者や基礎疾患がある人で重症化しやすいことが明ら かとなっています。

幸いにも、小児においては重症例が少ないことが報告されています。

重症化につがなる基礎疾患としては糖尿病、心不全、腎障害・透析患者や、生物学的製剤、抗 がん剤、免疫抑制剤投与患者などがあります。

また妊婦においても上記患者と同様に本ウイルス感染症にかからないような対応が必要になります。

人が多く集まる場所では、本ウイル スを持っている人と遭遇する機会が高まります。

今回問題となったクルーズ船や老人介護 施設・病院などは高齢者や免疫不全患者が多数集まる場所です。