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  • 執筆者の写真DD UNIT

旅の事前準備「前」

更新日:2019年10月29日




RYOはキャンプに限らず旅に出る時はいつも旅ノートを作ります。


何を書くのか?どうやって作るのか?というと、実は防犯防災のときと同じ手順なんです。


「前・中・後」と書くと、DD UNITから発信している動画やブログで見聞きしたのを思い出す人もいるんじゃないでしょうか?


この「前・中・後」の考え方は、なにも防犯や防災に限ったことではありません。

では、手順を追ってお話しましょう。


まず、「前」は、旅に出かける前に行く先の事を調べ、計画を立て、小振りなノートや手帳に記入してゆくのです。いわゆる、「旅のしおり」作りです。


防犯や対テロの現場ではカッコよく(?)「ジャーニーマネージメント」なんてキーワードが出てきて難しく考える人がいますが、同じものなんです。





旅(キャンプも)に出る前に調べる事の一例を上げてみると、まずは目的地やその周辺の情報です。紙の地図があれば大きく見やすいので一番いいですが、最近は国土地理院発行の1/25,000の地図が書店で手に入りにくくなっているから、国土地理院のHPからデジタル版を見てプリントアウトする事も増えています。


向かう先が都市部でないなら、必ず地形図を入手します。

道路地図では満足できません。(カーナビの普及で道路地図も減ってきましたが)


さらに航空写真もあると嬉しいですね。





それらの地図や航空写真から地域全体を把握し、移動ルートやキャンプサイトの候補を選び出します。植生も大雑把に分かりますし、危険箇所の予測も出来ます。エマージェンシーの際のエスケープルートや避難場所もいくつか見つけておきましょう。警察、消防、自衛隊、病院の位置もお忘れなく。


目的地周辺が決まると、次は交通です。

全体のタイムスケジュールから当たりを付けて、ルート検索をしておきます。

ただし、この「前」段階で作った予定に縛られることは好きでないので、実際に現地で予定を変更することは珍しくはありません。

そのため、いくつかのルートを調べておいたり、利用しそうな駅や停留所の時刻表もチェックしておくと安心です。

都市部であれば、その場の雰囲気で好きに行動してもあまり待ち時間は発生しませんが、都市部から離れると公共の交通機関は運行本数が減る傾向にあるので、事前に調べておくとスムーズに動けます。





その道中に食料を買う予定なら、スーパーやコンビニも要チェックです。

場所だけでなく、定休日や営業時間も確認しておかないと、ときどき、せっかく朝早くから出発したのにスーパーの前で開店待ちをする事もありました。


さらに出発日が近付いてきたら、天気と気温もチェックしておきましょう。

川の付近でキャンプする予定なら、ダムの位置も超重要です。

ダムが放流すると、雨が降っていなくても一気に水量が増え、川の表情は一変します。


余談ですが、寝ている間に増水して帰れなくなるような場所を、キャンプサイトにしてはいけません。


今回紹介した「前」段階で作る旅ノートは、旅の骨格となります。そして、緊急時の命綱でもあります。

旅に行った気になりながら、楽しみつつ作るのがポイント。必ず旅の楽しさが何倍にも膨れます♪


今回のブログで、旅ノートの「前・中・後」全部を書くつもりでしたが、長くなりましたので「前」のみにします。次回以降をお待ちください。


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